この博物館の創設者でもある梅棹忠夫の知的先覚者としての生涯と全業績を回顧しようと企画された展覧会です。
その知的発想と生産的な行動力は他の追随を許さないほどのダイナミックで驚異的なものでした。
今回のデザインはその捉え尽くせないほどの巨大な知的生産の全貌を一望できるような展示空間を目指したものです。
1Fでは梅棹忠夫のダイナミックな脳内空間の中を回遊することができます。
その広大で濃密なコンテンツを受け止めるにはこれまでのオーソドックスなデザインの展示方法ではきっと対応できなかったことでしょう。そのあたりの新機軸のデザインを見ていただければと思います。
2Fは年表を辿りながらその行動力に満ち溢れた生涯を回顧します。
2Fにはさらにデジタルシステムによるカードキャビネットも博物館展示の新しい試みのひとつとして評判のようです。

 
   
 
   
 
   
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

梅棹忠夫のダイナミックで自由闊達な脳内世界を、それぞれのコーナーごとの間仕切り壁を極力排除することでその開放感を表現しようとしました。
1F会場では実際に使用されていた愛用のデスクを象徴的に中心に据え、そこからそれぞれの思索分野へ展観ができるようにデザインされています。
会場内を埋め尽くす梅棹忠夫の言葉がオブジェ化されて来館者を包み込みます。空間全体から展示情報が迫ってきます。
まさにウメサオ氏の脳内を探索しているような気分になるはずです。

 
 
 
 

ATR制作のデジタルキャビネット。
ウメサオ氏が編み出したカード式情報収集システムを最新のデジタル技術を使って疑似体験ができるようになっています。

参考映像はこちら。